女子大生を誤認逮捕!?警察官の言動が酷すぎると話題に











警察が女子大生を誤認逮捕!?警察官の言動が酷すぎると話題に

愛媛県松山市で2019年7月に20代の女子大学生が窃盗の容疑で誤認逮捕されました。

逮捕前に、自白を強要するような取り調べがあったことが明らかになりました。

窃盗事件の詳細

愛媛県警によると、2019年1月、松山市で乗車していたタクシー車内から現金約5万4千円とセカンドバックなど5点が盗まれる事件がありました。

逮捕(誤認逮捕)の決め手となったのは、ドライブレコーダに残された映像だったそうです。

周囲の防犯カメラで容疑者の女性を追跡し、アパートを特定。誤認逮捕された女子大学生は、このアパートに住んでおり、顔立ちが映像とよく似ていたという。

女子大学生はずっと無実を訴え続けていた

女子大学生は任意の事情聴取の段階から
「身に覚えがない」
「その日はタクシーに乗っていない」
と関与を否定していたが、証拠隠滅の恐れがあるとして逮捕されてしまった。

その後も一貫して容疑を否認していたとのこと。

その結果、女子大学生は2日間と3時間半の勾留を受けることになってしまいました。

釈放後、女性と同じアパートにす住む別の女性が
「映っているのは自分です」
と認め、誤認逮捕であることが分かったそうです。

県警は、
「似ているからこの人が犯人」
と思い込み、裏付け捜査が不十分だったことを認めました。
参照元:朝日新聞




女子大学生の手記から明らかになった警察官の酷すぎる言動

愛媛県警に誤認逮捕された女子大学生が代理人弁護士を通じて、1日に手記を公表しました。

手記の要点をまとめると以下の通りです。

  • 事件の捜査では不適切な対応を警察から繰り返し受けた
  • 女子大学生は一貫して容疑を否認
  • 女子大学生は指紋採取、ポリグラフ検査、3D画像撮影など、全ての任意捜査に素直に応じた
  • そのため、取り調べが終わるたび内容を全て日記につけて記録した
  • 取調官に「本当の犯人を捕まえてください」と言うと、「犯人なら目の前にいるけど」と返ってきた
  • 就職も決まってるなら大事にしたくないよね?」「君が認めたら終わる話」「認めないからどんどん悪い方へ行ってるよ」などと自白を強要された
  • 誤認逮捕が分かったあと、警察官からは「真相の解明に必要な逮捕だった」と説明された
  • 指紋採取やポリグラフ検査の結果について質問しても回答をくれなかった
  • 担当刑事からの謝罪がいまだにない

女子大学生の手記

今年1月に松山市内で発生したタクシー内での窃盗事件で私が誤認逮捕された件について、警察や検察からの発表のみでは伝わらない部分も多々あるかと思い、今回コメントを発表させていただきます。

この事件の捜査では、決して適切とは言えない対応を警察から繰り返されました。そのため私は、取り調べが終わるたび、すぐに全てを日記に付けて記録してきました。

ドライブレコーダーに写っている女と私が似ていたこと、その女と私が同じアパートに住んでいたことなど悪い偶然が重なり、私が容疑者になってしまうことは仕方がないのかもしれません。

しかし、私は一番初めの取り調べから一貫して容疑を否認し、その女と私が別人であることを何度も訴えてきました。にもかかわらず、捜査に関わった刑事全員が私の話に耳を傾けることはありませんでした。

取調官は、私が「本当の犯人を捕まえてください。こんなの何の解決にもならない。」と言えば、「犯人なら目の前にいるけど。」と言い、初めから私を犯人だと決めつけていました。他にも「やってないことを証明できないよね?」「タクシーに乗った記憶ないの?二重人格?」「いつ(自分がやったと)言うのか待ってるんだけど」「罪と向き合え」等、耳を疑うようなことを次から次へと言われました。

また、自白を強要するかのような言葉を執拗(しつよう)に言われました。「就職も決まってるなら大事にしたくないよね?」「君が認めたら終わる話」「こんなに時間のかかるものじゃない」「ごめんなさいをすれば済む話」「懲役刑とか罰金刑とか人それぞれだけど早く認めたほうがいいよ」「認めないからどんどん悪い方へ行ってるよ」「今の状況は自分が認めないからこうなってるんだ」「また取り調べか、とか思ってるんだろう。認めないと終わらないよ」等、挙げればきりがありません。逮捕された後は、弁護人の助言で警察の取り調べに対しては黙秘していたのですが、「弁護士に言われたから黙秘するのではなく自らの意思で話せ」と言われました。

本当に悔しかったです。自分たちが正しいと過信している警察には何を言っても無駄だと気付き、ただひたすら真犯人が出てくることを祈るしかありませんでした。

そもそも、私は取り調べの他にも指紋採取やポリグラフ検査、3D画像の撮影等、全ての任意捜査に素直に応じてきました。朝の10時ごろから夕方17時ごろまでかかることもあり、体力的にも精神的にも辛かったですが、素直に応じました。そうすることで身の潔白を証明できると信じていたからです。

しかし、最後の取り調べから1カ月以上たってから突然家宅捜索に入られ、そのまま逮捕されてしまいました。幸いにして、勾留請求は認められず釈放されましたが、逮捕直後、もし勾留されたら取り調べに耐え切れずにやっていないことを認めてしまうかもしれないという不安な気持ちがあったのも事実です。

誤認逮捕であることが分かった後、警察からは「真相の解明に必要な逮捕だった」と説明を受けましたが、到底納得できるものではありません。3D画像はきちんと解析したのか、ポリグラフ検査の結果はどうだったのかという私からの質問に対しては、はっきりした回答を得ることができませんでした。担当刑事からの直接の謝罪はいまだにありません。5月27日から7月19日という期間は私にとってはとても長く、不安、恐怖、怒り、屈辱といった感情が常に襲い、ぴったりと当てはまる言葉が見つからないほど耐え難いものでした。手錠をかけられたときのショックは忘れたいのに忘れることができず、今でも辛いです。

私には前歴・前科もなく、本当に真面目に生きてきたつもりです。このような事件に巻き込まれ、犯人と決めつけて自白を強要するかのような取り調べを受け続け、実名報道までされたことを絶対に許すことはできません。

今回の誤認逮捕は、適正な捜査を行っていれば起こらないはずでした。私のような思いをする人を二度と出さないためにも、口先だけの謝罪で済ませるのではなく、今後どのような指導を行い再発防止に努めるのか具体的に公表してほしいです。
引用元:時事ドットコムニュース