なぜ終身雇用は崩壊するのか?「自分で稼ぐ力」が求められる社会に

社会の雑学
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なぜ終身雇用は崩壊するのか?「自分で稼ぐ力」が求められる社会に

終身雇用は、会社が労働者を「入社から定年まで雇い続ける」という日本特有の雇用慣行です。

雇われる側からすれば、悪いことをしない限り定年までの雇用がある程度保障されているため安心できます。

この終身雇用が崩壊を始めているのです。
これにより近年では「自分で稼ぐ力」として副業が注目され始めています。

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終身雇用の始まり

「終身雇用」という言葉の語源は、1958年にジェイムズ・アベグレンによって書かれた著書の中で、日本の雇用慣行を「lifetime commitment」と名付けたことが始まりであるとされています。
出典元:テレワークナビ

終身雇用は戦後に本格化したと言われています。

元々は、熟練工の転職率の多さが原因でした。
当時の熟練工の5年以上の勤続者は1割程度と言われていました。

企業にとって熟練工の短期転職は、大変なコストでした。

企業は優れた熟練工を手放さないようにするために「定期昇給制度」や「退職金制度」を導入し、年功序列を重視する雇用制度を作り上げました。

その後、終身雇用は、第二次世界大戦による労働力不足による短期工の賃金の上昇などで一旦は衰退します。

終戦後、高度経済成長時代となり、多くの企業は労働力不足に悩まされました。

そして大企業による施策により、労働者を長期的に雇用する方針や慣習が一般的となりました。
参照元:テレワークナビ

終身雇用の特徴

メリット

社員の生活が安定する

終身雇用の最大のメリットは雇用が保障されているという点です。

しかし日本では終身雇用によって定年退職まで同じ会社で働くできることが一般化しています。

生涯に渡り雇用されるので、人生設計も立てやすいと考えられています。

会社への忠誠心が育つ

もちろん終身雇用は社員だけではなく、会社にとってもメリットがあります。

雇用が維持されることで、会社と社員は強い信頼関係を築くことができます。

「生涯この会社で働くことができる」という思いが、業務成果の向上に繋がります。

また、終身雇用により社員の定着率が高くなり、高い能力を持つ人材が流出しないというメリットがあります。

社員を長期的に育成できる

定着率が高いということは、社員の長期的な育成に向いているということです。

会社としては、辞めてしまう社員へ育成のためにお金をかけたくありません。

終身雇用により、長く働いてくれる、働かせてくれるという信頼関係が築けるからこそ、長期的な教育が可能となります。

デメリット

社員が努力しなくなる

「生涯雇用してもらえる」という現実は、「どうせ頑張らなくてもクビにされない」という安心感から社員の怠惰に繋がってしまう場合があります。

指示されたことは行うがそれ以上のことはしないという、指示待ち人間が量産されてしまうわけです。

労働が過酷になりやすい

生涯の雇用を保障することは会社にとって大きなリスクともなります。

仮に業績が悪化しても簡単には解雇できないからです。

そこで会社は雇う人数を最低限にしてしまうことがあります。
最低限の人数でギリギリで仕事をさせてしまう環境は社員への負担となります。
参照元:ハタラクティブ

終身雇用の崩壊

トヨタ社長「終身雇用は限界」

トヨタ自動車の豊田章男社長は日本自動車工業会の会見で、
終身雇用を維持は難しい」と発言をしています。

トヨタ社長の真意は不明だが、この発言に対して、
「役員報酬を1人平均2億も払えるのなら社員を大事にしろ」
「トヨタがそんなことを言い出したら、もう誰も働きたくなくなる」
「こんなことを軽々しく言う会社には、もう優秀な新卒がこないだろ」
などと批判の声も上がっています。
参照元:DIAMOND online

なぜ終身雇用は崩壊するのか

崩壊の理由としては「経済低迷」「デジタル化」「グローバル競争の激化」など複数の要因があると言われています。

終身雇用は右肩上がりの経済成長が前提にある制度です。

実際、2008年のリーマン・ショックの余波で多くの派遣社員がリストラされました。

つまり経済成長に期待できない環境において、人件費は大きなコストでしかないのです。

そして「デジタル化」「グローバル競争の激化」などの社会変化に対抗するために専門性の高い社員の需要が高まってきています。

それに伴い、転職をする人の数も増加しているのです。
専門性の高い社員を欲する企業が大きからです。

実際、2013年と2018年の転職者数を比べると2.43倍に増加しています。

このような社会で会社が生き抜くためにも優れた社員を引き入れ、
その分、どこかで人件費を削減する必要が出てくるのです。
参照元:マイナビニュース

「自分で稼ぐ力」が注目される

終身雇用の崩壊により、
「いつ解雇されてもおかしくない」
という不安を抱く人が増加しています。

それに伴い、副業に対する関心が大きくなってきています。

アフィリエイトなどのWebビジネス、専門職を身に付けたフリーランス、資産運用など、自分で稼ぐ力を習得する人たちが増加しているのです。

必死に自分を会社に売り込む社会から、
会社が専門スキルを身につけた人を探す社会になるかもしれませんね。

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